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【ネパール】驚きの連続(7日目)

今日は午前中に人身売買に関する話を聞きに行くため、カトマンズを訪れました。カトマンズに行くために、ネパールで初めてバスに乗りました。人が降りきっていないのにバスが動き出したり、支払い方法が日本とは異なっていたりして興味深かったです。しかし凸凹の長い坂道を長時間下っていくのはかなりきつかったです。

カトマンズに到着して、私たちは人身売買を経験した女性たちを支援する団体を訪問しました。ネパールでは人身売買の被害に遭っている人が非常に多く、被害者は女性だけでなく、幼い子供や男性も含まれているようです。実際に人身売買を経験した女性からの実体験は、日本人の私達にとってあまりにも衝撃的て想像し難いものでした。その女性は1人で外出していた際複数の男たちに拉致されてしまいました。抵抗しようと試みたものの、手足を縛られて動けなくされたり、薬を飲まされたりしました。このような自分自身の経験を話すことは苦しくないのかという質問に対して、彼女はこう答えました。

「実体験を話さないことには、次世代の人身売買被害者たちに対して教訓を残すことができない。また人身売買を経験した人々からのリアルな体験を知ることで、政府は人身売買の防止に向けて適切な措置を取ることができる。」

私達が話を聞きにいくことで、彼女が経験した過去の凄惨な日々を思い出させていることになります。それでも彼女は自分自身の苦しみ、また人身売買を経験した女性たちの苦しみに対して向き合っています。彼女たちの覚悟を目にして、私達も人身売買について考えていく必要があると思いました。日本からは遠い国の、自分たちには全く関係のない話に思えるかもしれません。しかし私達が恵まれた生活をしている一方で、世界では人身売買によって苦しみ、助けを求めている人々がたくさんいるのです。自分たちの更なる豊かさを求めて努力することも素晴らしいですが、世界を様々な問題に対してもっと関心を持ち、貧困や犯罪に苦しんでいる人々を少しでも減らすために行動していくことが必要であると思いました。このネパール研修が終わった後も、学校の授業や日々の生活を通して、世界中に存在する様々な問題に対して真摯に向き合っていけるような人になりたいと思いました。

カトマンズから帰るために再びバスに乗った際、バスが舗装の荒い道路の大きな段差にはまってしまいました。段差は何とか越えられたものの、乗っていたバスは動かなくなってしまいました。そのすぐ後ろにもバスがあったため、私達は幸いにもホテルへと帰ることができましたが、日本ではあり得ないことだろうなと感じました。

今日の経験を通して、日本での常識がどこでも通用するとか限らない、ということを学びました。私達が当たり前に持っている常識は日本国内でのみ通用し、一歩海外に出ればそれは当たり前ではなくなってしまいます。だからこそ、問題に対して適切に対処していく力、また問題に柔軟に対処していく力を身につけていきたいです。

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